皆さんは医療コンサルティングというフレーズに対して、どのような印象を持ちますでしょうか。実態は何をやっているわからない怪しい仕事ってイメージないでしょうか?
そんな疑問を少しでも明らかにするべく、本日は医療コンサルティングについてご説明したいと思います。

医療コンサルティングとは?

コンサルティングとは企業取締役等へ問題・課題の発見と解決策を提示して永続的な企業経営の実現を支援することです。
その中でも医療分野に特化した会社が「医療コンサルティング」会社と呼ばれるものになります。

具体的な支援内容は?

様々な支援メニューがありますが、ここでは主な内容を以下に列挙します。
・病床稼働率・診療報酬率改善
・経費削減対策
・組織改善
・従業員対策

◇病床稼働率・診療報酬率改善

病院経営・クリニック経営での重要な視点は病床を如何に有効に活用するか、また診療報酬について加算をどのようにとっていくかというものです。
病床や診療報酬を考えていくうえで、おかれている地域環境・先生の専門領域等が特に重要になってきます。

◇経費削減対策

病院・クリニックでは常日頃様々な機器、商材を使います。小さいものはマスク・ニトリル手袋等、大きいものはエコー装置やMRIまで。
そのような資材が適正価格で納入されているのか?というのはいち病院・クリニックではなかなか判断することができません。コンサルティング会社はその判断を第三者的視点から行い、適切な価格での仕入れが実現できるよう支援します。

◇組織改善

患者様の悩みを解決するため、ドクター、看護師、臨床検査技師、医療事務、リネン管理、清掃スタッフ等様々な人が働いています。しかし、診療報酬改定等による収入減の中サービス提供はこれまでと変わらない事を実現するため、病院、クリニックでは一層の効率的な病院経営をすることが求めらています。
医療コンサルティングはこのような現状と診療科目の特性を踏まえ、人材の適材適所の配置・外部医療機関とのネットワーク構築・医療従事者の採用支援などを行います。

◇従業員対策

今いる従業員で病院・クリニックのサービス価値を向上する事は大変重要です。その為に施設内で医療安全や感染対策委員会等などの研修会を行ったり、職員自らの職務に対して何が不足してどう改善していかなければならないかなどセミナーを開催するなど、安易に外から招き入れるのではなくまずは自分たちが変えていくんだという気概と行動を促す様に支援します。
また、施設の大きさにより職員一人当たりの業務量が偏重傾向になることもありますので、そこを適正に見極め平準化していくなどの対策もおこないます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。少しでも医療コンサルティングについて皆様の理解が深められたらうれしいです。
上記項目以外にも弊社では業務支援をおこなっております。
ご不明な点等ございましたらお気軽にこちらよりお問合せください。