遅くなりました。2022年を迎え皆様に置かれましては気持ちを新たに活動していることと思います。

弊社も2021年12月をもちまして4期目が終了し、1月より5期目に突入しました。年末年始は、2年ぶりに帰省し過去を振り返りながら5期目はどのように会社を継続していこうかと考えました。

その中で留意すべきは、社会を取り巻く外部環境の激変。新型コロナウイルス感染症の影響による社会経済のいびつな構造・・・

計画を立ててもいつ何時どのようなリスクにさらされる分からない状況。

そんな中、どこかにヒントはないかと本をぱらぱらとめくりながら記憶を思い返してみました。そこにピーター・ドラッカーが登場(笑)。

「企業の目的が顧客の創造であることから、企業の基本的な機能は二つ、マーケティングとイノベーションである」という言葉でした。

弊社の経営理念は、「生命を安心して預けられる環境づくりを追求し、従業員の幸福、人類、社会の進歩発展に貢献する」です。

ドラッカー先生と弊社の経営理念。新型コロナウイルス感染症により激変した社会構造の中で生命を安心して預けられる予防、医療、介護の分野で真に必要とされるサービスを再度検証しなおし、変革を起こすことが求められると思いました。

そのため単に契約に縛られたコンサルに終始するのではなく、クライアントの事業にもっと深く入り込み、従来のコンサル枠を超えるコンサル会社でありたいと思いました。

例えば、クリニック事業をやっている医師からコンサルの依頼をいただきますが、現地を訪問すると今は使っていない有床部分を維持しながら賃料を払っているクリニックさんも地方にはまだあります。例えば、空いているスペースを活用した弊社の別事業を導入することで賃料の負担軽減、増患対策、連携による加算報酬等の相乗効果が生まれ、信頼ある長期的なお付き合いが可能になったりするのではないか。院内薬局をやっているクリニックでは在庫管理が出来ていない現象は見受けられますが、周辺の調剤薬局も巻き込んだ医薬品の在庫を可能な限りなくすシステムを開発・提供することにより薬剤原価比率を削減できるのではないか。また介護分野の市場分析をすると、今後増加するニーズが把握でき、供給不足が発生している分野に参画することで地域未来を支える力を形にできるのではないかといったことが挙げられます。これらのことを踏まえて、従来のコンサル枠を超えるコンサル会社を目指し、今期も積極的な活動を目指したいと考えております。

本年も皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いします。

 

川畑