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今年最初のブログ

2020/03/17

皆さん、こんにちは。ブログ更新がなかなかできておらず気合を振り絞り更新したいと思います。最近の話題はというと、やはり新型コロナウィルス(COVID-19)ですね。みなさんの体調はいかがでしょうか。これ以外にも、インフルエンザ、花粉症、黄砂の影響などございませんでしょうか。COVID-19にて死亡された方におかれましてはお悔やみ申し上げます。また、罹患した患者さんの一刻も早く回復されること、医療現場において日々奮闘されている医師やスタッフの皆様方の努力が報われ感染が収束することを祈るばかりです。

今や世界中で感染が拡大し、パンデミック(感染症による世界流行)の状況とWHO(世界保健機関)は報道しました。本来であれば、この時期は、入試、卒業、入学式、入社式等の人生の節目を迎える時期です。これまで一緒に勉学やスポーツを通して切磋琢磨した仲間と別れ、新たな仲間と出会ういわば心の不安定な時期なんでしょうね。不安と期待を胸にゆっくりとした時間の流れの中で心の整理をつけたいところですが、難しい状況ですね。

私的になりますが、私の甥っ子も高校の入学試験でした。見事第一志望に合格し新たな道を歩みだします。「中学3年間で学んだ集大成で結果を出したことに祝辞を述べたい。おめでとう!」。「好奇心・探求心・行動力」を持って、思う存分高校生活を新たな友人と共に過ごして欲しいと思う。

一方で世界経済は悲鳴を上げている。日本時間の昨晩はニューヨーク株式市場が大暴落。NYダウ平均株価(30種)終値は、前週末比2997・10ドル安の2万0188・52ドルだった。下げ幅は12日につけた2352ドル安を大きく上回り、過去最大となる。

また、先進7カ国(G7)首脳は16日、新型コロナウイルスへの対応を協議するため、緊急のテレビ会議を実施。会議後に発表した首脳声明では、世界経済への影響を最小限に抑えるために「金融、財政政策を含め、あらゆる手段を動員する」と表明。感染拡大の早期収束に向け、適切な国境管理などで国際協調を呼び掛けた。

社会では、ネット販売でマスクが高値で取引され、転売防止法案可決、マスク無しで咳をした人に罵声や暴力を振るう、ティッシュやトイレットペーパーが不足するフェイクニュースを流して世間を混乱させたりと、心理的に追い込まれた人間の行動の稚拙さが露呈している状況を残念に思う。1947年に「ペスト」(著者:アルベート・カミュ)を出版、最近ではベストセラーになっているようだが、その中で「病気に感染していないのに、心が感染している」と述べている。社会が成熟したのに昔も今も変わらない。我々はいったい何を成熟させてきたのだろう。技術革新と文明の醸成の両輪はどこかでバランスを崩し始めたのだろうか。いま大事なことはなんだろう。私なりに考えてみた。

 

【WHO:世界保健機関】

WHOは、世界保健機関憲章第1条「すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として活動を行っている。具体的には、情報の収集公開や国際基準の設定(国際疾病分類:ICDの作成等)、多国間協力の推進、災害時緊急対策、感染対策、都市に住む人の健康を守り、生活の質を向上させるため、WHO健康都市に対する取り組みの推進等の役割がある。しかし、どうであろう。後手に回った会見しか見当たらない。忖度することなく各国と連携を図りリーダーシップを発揮していただきたいものです。

 

【IOC:国際オリンピック協会】

いよいよ東京オリンピックが開催間近となっている。IOCは、オリンピック憲章に則り運営を行っている。オリンピック憲章の根本原則は、毎年改定を重ねているが、一部抜粋すると①オリンピック・ムーブメントの目的は、いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神に基づいて行なわれるスポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい世界をつくることに貢献することにある。②オリンピズムは、肉体と意志と知性の資質を高揚させ、均衡のとれた全人のなかにこれを結合させることを目ざす人生哲学である。オリンピズムが求めるのは、文化や教育とスポーツを一体にし、努力のうちに見出されるよろこび、よい手本となる教育的価値、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重などをもとにした生き方の創造である。

どのようなものさしで判断するのか不明だが、このような状況下での実施、中止、延期の意思決定には並々ならぬ英断が必要であることは言うまでもない。手本になる各国の選手、それを間近にみてオリンピック憲章の根本原則を感じ取り後に続く若者たちのことを考えると時期をずらして開催することが良いのではと考える。同様に、国内プロ野球、プロサッカー、大相撲の無観客試合、春の選抜高校野球開催が中止される中、オリンピックという大規模なイベントの強引開催は何をもたらすのだろうか。

 

【日本】

私は憲法学者ではない。あくまで私見ですが、日本国憲法には基本的人権の尊重・国民主権(民主主義)・平和主義の三つの基本原理があり、その根底には「個人の尊厳」の理念があると言われている。安倍総理の諸問題や内閣の不祥事等の野党による追求で初動は後手にまわったが、ここにきてエンジンがかかってきた。学校教育への指示、中小企業への特別措置法、緊急事態宣言を可能にする法案可決等、徐々にCOVID-19に係る国を挙げての対策が講じられてきている環境にあるが、現場の混乱、先行き不透明な状況なので持続的な対策を時節に応じて整備し続けて欲しいものだ。

 

【企業】

国内の97%は、弊社も含め中小企業群です。特に飲食関連企業は待ったなしの経営状況かと思う。最近は禁酒しているので居酒屋に行くことがなくなって正確な状況は分からないが報道等で見る限りお客さんの数が激減していることがうかがえる。国としても財務省、経済産業省等が中心になり緊急対応策として資金的支援を積極的に行っている。できるだけ多くの企業に持続的に支援されることを願うばかりだ。もちろん、弊社も同様に支援をして頂く予定でいる。

一方で、この状況からテレワークという仕事のやり方が定着し、市中感染対策以外にも働き方改革の一環として多様な働き方が定着することもいいかもしれない。素朴な疑問だが、災害時に企業活動はできなくなった場合に、BCP(事業継続計画)の視点で行動することは知られているが、今回大手企業は実行しているのだろうか。私が心配することではないが収束した後に是非実行したケース等共有して欲しい。

 

【個人】

冒頭少し述べましたが、マスクの大量購入、フェイクニュース、病院関係者をバイ菌扱い、咳をするだけで感染者扱い等、いい話を聞かない。情勢が不安定であるため個々の心理が閉鎖的になるためだろう。加えて、情報量を多く入手できることから何が正しくて、正しくないのかという判断も個々裁量なので余計混乱を招く状況を作り出しているのかもしれない。

 

色々な視点で整理してみたが、我々にいま大事なことは、私心を排した「行動軸」だと思う。本来人間は性善説にたった行動をすると私は信じている。会社に勤務している自分、プライベートの自分、それぞれの時間で社会貢献を自然な形でしていると思う。しかし、「感染」は人の心を感染させている昨今、企業人であるときは、会社の企業理念に従う行動、プライベートのときは、我が信条・信念に従った行動をもう一度考えるべきではないだろうか。

 第35代米国大統領のジョン・F・ケネディは、就任演説の中で「我が同胞アメリカ国民よ、国が諸君のために何が出来るかを問うのではなく、諸君が国のために何が出来るかを問うてほしい。」と言っている。そこには、個々の信条・信念が軸として必要であり、律する行動が求められていると思う。私も可能な限りそんな行動をしたいと思う。

皆さんの信条・信念はなんですか?自由に制限がかかったこの時に自由になる「行動軸」を見直す時ではないだろうか。

 

川畑