本日は新型コロナウイルス感染拡大の陰で起きている生活習慣病「食事と運動」について少しお話しできればと思います。
コロナ禍で起きた体調変化として「目の疲れ」「体重増加」「運動不足」「ストレス」等感じている方は多いのではないでしょうか。
また新型コロナウイルス感染症に感染した際に、重症化するリスクとして肥満、糖尿病、高血圧、喫煙などの生活習慣病があげられます。
日頃から健康づくりに取り組んでいくことが重要となります。

◇食事

日本人の一日の野菜摂取量は約350g前後、食塩摂取量は6.5~7.5g程度とされています。
高血圧は脳卒中や心臓病等に繋がりやすく、高血圧の予防として塩分の制限が有効とされています。
塩分の高いハムやソーセージなどの加工食品を減らしたり、ソースや醤油などは料理に直接かけずお皿に小分けしてつけて食べる工夫から初めてみると無理なく塩分制限が行えると思います。
またコレステロールは動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因となります。
油の多い料理はなるべく控え、脂肪の取過ぎを防ぐことが効果的です。
脂肪には、お肉に多い飽和脂肪酸と魚に多い不飽和脂肪酸があります。飽和脂肪酸はコレステロールを増やし不飽和脂肪酸はコレステロールを減らす効果があるので
お肉が好きな方も意識をしてお魚料理を摂取すると良いです。

◇運動

健康づくりのための身体活動と運動の目標は年齢別で定められています。
65歳以上:強度を問わず身体運動を毎日40分
18歳から64歳:歩行以上の強度の身体活動を毎日60分、息が弾み汗をかく程度の運動を毎週60分
18歳未満:体を使った遊びやスポーツを含めて毎日60分以上
目安として週2回以上・30分以上の運動習慣を持つようにしていくことが重要です。
ですが、いきなり運動量を増やしたり誤ったやり方で体を動かしてしまうと事故やけがに繋がりますので注意して無理なく行っていただければと思います。
病気や痛み等がある方は医師などの相談してください。

まとめ

予防方法の一つとして定期的な振り返りも大切となってきます。
今回は食事と運動についてご紹介しましたがコロナ禍で生活習慣病のリスクが高まらないように出来ることから始めていきましょう。
感染対策で外部とでの運動がしにくかったり在宅ワークで外出ができずストレスがたまったりとコロナ禍で環境が一変してしまった方もいるのではないでしょうか。
無理をせず、工夫をして現在の環境で取り入ればリスクは下がりますので出来ることから一緒に始めていきましょう。F